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「まひるの食卓」室田洋子

先日、「週刊俳句」 の「週俳7月の俳句を読む」を書かせて頂き、取り上げた俳句の作者・室田洋子さんから、句集「まひるの食卓」を贈っていただいた。なんだか勢いで書いてしまったので、恥ずかしい文章だったが、気に入ってくださったようで、恐縮している。

9784781400945

贈っていただいてから、ふらんす堂さんのプログで、何句か紹介されていて、読んだことがあるのに気が付いた。ふらんす堂さんの本らしく、品の良いパール加工で、派手すぎず、とても装丁の美しい本。

かなかなや考える椅子ちょっと貸して

いなびかり失恋体操しています

普通の言葉を使いながら、着地点はどこか別世界。自由奔放で、瑞々しく、普遍的だ。恋、(または恋未満の句)に佳句が多いのも、嬉しい。本当に恥ずかしいが、説明しようもなくも「好き!」としか言えない句なのである。

好きな句を引かせていただく。

吾亦紅百年だって待つのにな

 十六夜恋濃い故意と変換す

 さくらさくらどこでこの手を離しましょう

 腋を剃るピンクのかみそり遠花火

 本閉じて春満月に寄りかかる

 草いきれわたしよわたしにはぐれるな

うつぶせのあなたのように夏銀河

 ベティちゃんのあついくちびる年惜しむ

 わたしという私の敵よ牡蠣すする

さて、明日は都市 の鍛錬句会「夏安居」である。

朝九時半から夕方五時まで、昼の休憩をはさみ、句を作り続ける。すべて題詠なので、自分でもどんな句が出るかわからない、というのが良いかもしれない。楽しみ!

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