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映画「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」

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レディースデーの今日は、新宿の映画館・武蔵野館へ。ほぼ満席でした。

韓国や香港の映画は、ここで観ることが多いかな。居心地の良い劇場です。

「語って」しまいますが、私は「香港映画オタク」です。特に80年代の。

最初の体験は、1986年の『男たちの挽歌』(英雄本色,英題:A Better Tomorrow)(←この英語のタイトルが泣ける)

時折、あまりに意味不明な映画に出会い、唖然としながらも、レンタルビデオショップの香港映画の棚を制覇した後は、大久保の中国人向けのレンタルショップで、英語と中国語の字幕入りのビデオを借りまくり、更には、香港映画を観ることが目的の旅にも。家業でやっていたレンタルビデオ店の棚は、「香港映画」というジャンルが広く場所を取っていました。その位、香港映画love。

1990年、チャウ・シンチーとジャッキー・チョンの「咖喱辣椒」を、山口文憲の「香港旅の雑学ノート」あたりで得た知識をもとに、香港の下町の劇場に観に行ったり。

2006年の久しぶりの香港では、ランガム・プレイスのホテルに陣取り、昼は観光、夜は10時からホテルの隣の、キレイなシネコンで映画。「妄想」と、「臥虎」という二本を観ました。

さて、今日観た、香港、フランス合作のこの映画の原題は「復讐」。

この、「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」という、覚えにくい邦題にグッと来るかどうかで、この映画が楽しめるかどうか、変わってくるでしょう。

ネタばれしない程度に、気が付いたことをいくつか。

香港もフランスも、食文化の豊かな国とあって、主役の作るパスタ、ビッグママと呼ばれる女性(往年の美人女優・ロザムンド・クワンに似た雰囲気の女優・ミシェル・イエ)の作る、家庭料理など、食べるシーンは秀逸。更に「食べない」ことで意思を表す場面も。

ストーリーは、「復讐」をテーマにしたた、典型的な香港ノワールであり、香港人とフランス人は、ほぼ英語で会話しますが、全く違和感がなく、そつなくまとまっていました。

主役のコステロさんは、歌手兼俳優さんだそうで、マカオの街頭を、黒のトレンチコートに帽子をかぶって歩くシーンが素敵でした。雰囲気のあるセクシーな男性です。

敵役のサイモン・ヤムは、「憎まれ役」と言ったらこの人しかない、という位、あらゆる映画で憎まれ役を演じ、最後は主役に殺される役の人ですが、やっぱり今回もマフィアのボスで、憎まれ役。貫録が付いてきた分、憎らしさも倍増。

なんと言っても、アンソニー・ウォンの、熱さを胸に秘めた、クールな演技には驚かされました。「八仙飯店之人肉饅頭」の怪演で、すっかり怪優になってしまうのかと思っていましたが、今回はなんとも神々しいばかりの美しさと、抑えた演技で、今や香港映画になくてはならない逸材に。

あ~久しぶりに香港映画を堪能しました。香港映画の、このカタルシス!たまりません。

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