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2010年5月

「前衛下着道~鴨居羊子とその時代」展

とある晴れた日、自転車で、川崎市岡本太郎美術館で開催中の、『前衛下着道-鴨居羊子とその時代』展に行ってきました。

http://www.taromuseum.jp/exhibition/current.html

はじめて行ったのですが、岡本太郎美術館、まるでヨーロッパのどこかの森林のようで素敵。ガーリィで無国籍な鴨居羊子さんにぴったりの場所にあります。

私にとって、鴨居さんは宝塚のパンフレットにいつも載っていた、「チュニック」の広告の、ガーターベルトやルーズにスリップを着た、ちょっと足の太い女の子のイラストのイメージ。広告には、「鴨居羊子の下着 チュニック」とあって、その名前は覚えていたものの、たしかガーリィ文学系の本で紹介されていて、実際に彼女のエッセイ「わたしは驢馬になって下着をうりにゆきたい」を読んで、彼女の思想に触れるのは、つい最近のこと。リアルな田辺聖子さんのヒロイン、というべき方でした。

会場に展示されている多くが、油絵。田辺聖子さんがコレクターとか。

彼女の絵画の女の子は、ふんわりとした少女趣味な雰囲気を持ちながら、ジュモーのアンティークドールのような、くっきりした眉毛と、知的で意思の強そうな目をしているのが、印象的でした。

高田正子さんの「子どもの一句」読了。

子どもの頃、「赤毛のアン」を読まずにきた、という高田さん。「長靴下のピッピ」や「にんじん」がお気に入りだったとか。私もそうだったので、少女にはアン派アンチ・アン派がいる、という部分には大いに納得しました。

鴨居羊子さんは、そういえば大人になったピッピのようでもあります。

少女はも珊瑚の色に日焼して 行方 克己

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映画「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」

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レディースデーの今日は、新宿の映画館・武蔵野館へ。ほぼ満席でした。

韓国や香港の映画は、ここで観ることが多いかな。居心地の良い劇場です。

「語って」しまいますが、私は「香港映画オタク」です。特に80年代の。

最初の体験は、1986年の『男たちの挽歌』(英雄本色,英題:A Better Tomorrow)(←この英語のタイトルが泣ける)

時折、あまりに意味不明な映画に出会い、唖然としながらも、レンタルビデオショップの香港映画の棚を制覇した後は、大久保の中国人向けのレンタルショップで、英語と中国語の字幕入りのビデオを借りまくり、更には、香港映画を観ることが目的の旅にも。家業でやっていたレンタルビデオ店の棚は、「香港映画」というジャンルが広く場所を取っていました。その位、香港映画love。

1990年、チャウ・シンチーとジャッキー・チョンの「咖喱辣椒」を、山口文憲の「香港旅の雑学ノート」あたりで得た知識をもとに、香港の下町の劇場に観に行ったり。

2006年の久しぶりの香港では、ランガム・プレイスのホテルに陣取り、昼は観光、夜は10時からホテルの隣の、キレイなシネコンで映画。「妄想」と、「臥虎」という二本を観ました。

さて、今日観た、香港、フランス合作のこの映画の原題は「復讐」。

この、「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」という、覚えにくい邦題にグッと来るかどうかで、この映画が楽しめるかどうか、変わってくるでしょう。

ネタばれしない程度に、気が付いたことをいくつか。

香港もフランスも、食文化の豊かな国とあって、主役の作るパスタ、ビッグママと呼ばれる女性(往年の美人女優・ロザムンド・クワンに似た雰囲気の女優・ミシェル・イエ)の作る、家庭料理など、食べるシーンは秀逸。更に「食べない」ことで意思を表す場面も。

ストーリーは、「復讐」をテーマにしたた、典型的な香港ノワールであり、香港人とフランス人は、ほぼ英語で会話しますが、全く違和感がなく、そつなくまとまっていました。

主役のコステロさんは、歌手兼俳優さんだそうで、マカオの街頭を、黒のトレンチコートに帽子をかぶって歩くシーンが素敵でした。雰囲気のあるセクシーな男性です。

敵役のサイモン・ヤムは、「憎まれ役」と言ったらこの人しかない、という位、あらゆる映画で憎まれ役を演じ、最後は主役に殺される役の人ですが、やっぱり今回もマフィアのボスで、憎まれ役。貫録が付いてきた分、憎らしさも倍増。

なんと言っても、アンソニー・ウォンの、熱さを胸に秘めた、クールな演技には驚かされました。「八仙飯店之人肉饅頭」の怪演で、すっかり怪優になってしまうのかと思っていましたが、今回はなんとも神々しいばかりの美しさと、抑えた演技で、今や香港映画になくてはならない逸材に。

あ~久しぶりに香港映画を堪能しました。香港映画の、このカタルシス!たまりません。

ビビンバ

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ハングルの原色看板薄暑かな

胡麻油の香るビビンバ混ぜて夏

韓国スーパー大き胡瓜の積まれけり

日除して韓流スターグッズ店      栗山 心

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