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飛燕

確定申告も終え、先週半ばには、映画「花の生涯」を見て、先週末は結社「都市」4月発行分の初稿。今日はカルチャースクールの俳句の講座。ここには6年通い、一から俳句を教えていただきましたが、今日で卒業の予定です。

年明けから春までの季節は、いつも多忙なせいかあっという間の気がします

それでも本を手放せず。

本を読みました。

おぱらばん (新潮文庫)

買ったきっかけ:
「いつか、王子駅で」を読み、するすると現実と本の世界を行ったり来たりする著者の世界にハマったので。

感想:
フランス文学には全く無知な私ですが、本への愛情、失われつつある街の風景に誘われ、パリ郊外に旅をしたような気持ちになりました。

「書物の中身と実生活の敷居がとつぜん消え失せて相互に浸透し、紙の上で生起した出来事と平板な日常がすっと入れ替わることがしばしばある。」←これ、私もよくあります。なんでなんでしょうね。

おすすめポイント:
この本の中では少し異色なテイストの「のぼりとのスナフキン」が素敵。

「のぼりと」は小田急線、南武線の「登戸」で、「スナフキン」はあのムーミンの「スナフキン」。さて、この二つがどうつながるのでしょう。

おぱらばん (新潮文庫)

著者:堀江 敏幸

おぱらばん (新潮文庫)

抑えた描写と余韻のある終わり方、美しい言葉づかいに、俳句を読む感じに近いものがあり、私はとても好きな著者ですが、本書の「珈琲と馬鈴薯」には川端茅舎の一句が出てきます。

飛燕(ひえん)鳴けり馬鈴薯の花咲く丘に 川端 茅舎

小説の中では句の作者は明らかにされていないので、あとで調べました。

季語は春の季語で「飛燕」。まだ自分では使ったことがない季語でした。

昨夜は、本を読んでから、録画しておいた「情熱大陸」の松本隆、更にこれも録画しておいた「森山大道」のドキュメンタリーを途中まで見て、興奮冷めやらぬ感じで、眠りました。

松本隆の歌詞に影響を受けなければ、俳句をやっていなかったなぁ、とつくづく思います。

そして、写真家の森山大道の写す「新宿」は、私の生れ故郷でもあるので、これから俳句で詠んでいきたい場所でもあります。

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コメント

日本の本をずっと読んでないので、こういう読書紹介を読むと、もううずうずしちゃっていてもたってもいられなくなります。
これからもいろいろな本のレビューを楽しみにしています。
俳句も本も美しい文体って心が洗われますよね。韓国語の美しい詩もなかなかいいですが、まだ理解にいたるレベルじゃありません・・・

>ともみさん、

韓国からコメント、どうもです

今度ソウルでお会いする時は、お土産は本にしましょうか

韓国の詩はロマンチックで素敵なものが多そう。ドラマの「ファンジニ」に出てくる漢詩や時調(時調というのは、このドラマで初めて知ったのですが)が魅力的ですね。

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